宅建 令和2年度12月(2020年)問50 税・その他 の解説
問題
建築物の構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 基礎は、硬質の支持地盤に設置するとともに、上部構造とも堅固に緊結する必要がある。
- 木造建物を耐震、耐風的な構造にするためには、できるだけ建物の形態を単純にすることが適切である。
- 鉄骨造は、不燃構造であり、靭性が大きいことから、鋼材の防錆処理を行う必要はない。
- 近年、コンクリートと鉄筋の強度が向上しており、鉄筋コンクリート造の超高層共同住宅建物もみられる。
正解
正解は選択肢 3 です。
解説
選択肢3が正解です。
建築基準法第20条(構造耐力)及び同施行令第36条第1項(構造部分の耐久性)が根拠となります。鉄骨造の鋼材は不燃材料ですが、腐食(錆)に弱く、構造体の耐久性を確保するためには防錆処理が不可欠です。施行令第36条は、建築物の構造部分が風雨、腐食などに対し耐久上支障のない構造とすることを求めており、選択肢3の「防錆処理を行う必要はない」はこれに反します。他の選択肢は、建築基準法が求める構造耐力や耐久性の確保、および構造設計の基本原則に合致しています。
条文・判例に基づく判断です。